∴ 続き

勢いよく車の前で　大！　となったのはいいけど、対向車線の車がどんどん流れ出し、なかなかタクシーも進むことができない。

わさびが止めてる方の車の１台・・紺色の車が車線変更して先頭にやってきて
「どけ！　どかんかいっ！」って・・　いぢめる。。。　　。・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・。　

タクシーが全部出ると、一斉に前に進もうとする車達。。
どんなに小さな自分を大きく見せて「とまれ！」の合図を出していても、ずらっと並んだタクシーがいなくなれば、ちと寂しい。。

「見えないかもしれませんけどね、あっちの方で自家用車が１台出るんです」　を伝えるべく
人差し指１本を突き出し、道路の真ん中で　ぺこぺこ頭を下げて左右に移動しながら
声のない　「あと１台！　あと１台だけご勘弁！」　を繰り返した。

でもなぜか、斎場行きの自家用車は・・　いつの間にか２台に増えてるし・・・。

２台だと知っていたら、間違いなく人差し指と中指で、ピースピース♪って思われてたに違いない。　あ～よかった　　ε-(´・｀) ﾌｰ

実は、親族からの突然の要望で１台から２台に増えた自家用車の対応をしていたＭ爺こそが、この時わさびがいる場所で車を止めているはずの人物。

もう一人爺がいるけど、その爺は出棺直前に一足先に斎場へと出発することになった。　

一つ何かが崩れると、どんどんいろんな事がおかしくなる。

斎場行きの全ての車が出発し、道路から逃げるようにどいて「ごめんなさ～い」と通り過ぎる車にぺこぺこ頭を下げていると後ろでくすっ・・くすくすっ・・　　
笑っていたのは同じ派遣の司会さんだった。

「わさびさんみんなにすごい睨まれてたよ～　ぶははははは」　　　　・・・。　



そして同日行われた初七日法要。　
予定時刻になってもなかなか現れないお寺さんを入り口の外で待っているとようやくお寺さんが車で到着。

「ごめん！　忘れ物したから取りに帰るわ！」　と言い残し、去っていった。　

わざわざ到着して報告せんでもよかろうに・・・。

∴ 生きてます

昨日もないない館。
もう、少々の事では驚かなくなってきました。


式も無事終わり、いよいよ出棺。
霊柩車、タクシー５台、自家用車１台が斎場に向けて右方向に出発。

式場の前はすぐに広い道路。　
いつもは男性社員が行き交う車を止めて司会に合図を送るということになっている。

でも・・昨日は違ってた。

駐車場からちょこっと顔を出して待機している自家用車の横に立っていると
Ｏ－さんがやってきて
「もうええよね。準備できたよね」と言いながら司会さんにＯＫの合図を出した。

司会さんの「ご出棺でございます」の声で合唱しながら深く頭を下げ、霊柩車、タクシーが１～２台出たかな～ってころに頭を上げ、あとは合唱の手を下げて再び頭を下げる・・はずだった。

タクシーが１～２台出たかな～って頭を上げようとしたら一足先に頭を上げていたＯ－さんが、「おらんし・・・」　　えっ？

式場手前の２車線、右から左に走る車に停車をお願いする人が、いなかった。
たぶん・・「ご出棺でございます」って時は偶然車が通ってなかったんだろう。

斎場に向けて行くのは右。　左から右に向けて走る車の流れは道路の向こう側でメガネがしっかり止めていた。

Ｏーさんが「おらんし・・」と呟き、誰にも止められることなく黒塗りタクシーに突っ込んでくる２台の車を確認するまではほんの数秒のことなのに、すごく長い時間のように思えた。

「おらんし・・」って・・　止めんと！！

第１式場の端から端まで（そんなに建物でかくないし）だだだだだあーっと走り
どうみてもタクシーに威嚇しているとしか見えない車の前で・・　（ｗｍｐスイッチＯＮ！）

 

僕は死にましぇん！　 大の字バージョン　ｂｙ.わさび

       （＆トラックじゃない　＆車との距離ももうちょっとあり　＆スピードゆるめ）


そして道路の向こうでは、まだタクシーさえ全部出ていないのに、
メガネがその場から・・　消えた。

∴ ←と→

社員が一人辞めた「ないない会館」　もうごちゃごちゃです。

前日の通夜、想像以上に会葬者が多く、式場に入りきれない状態になったので、
次の日の式は受付を式場から外に出すこととなった。

小雨も降っていたので、受付は隣の第２式場の下。

はっきりいって、入り口からはちょっと見えにくい位置となり、受付のある方角から来られた人でないとわからない。
裏の駐車場から来た人も、第１と第２の間の細い抜け道を通ってくるので、受付に気づくことなく入ってこられ、「受付どこですか？　え？また外行くの？げえ～」って感じ。

いつもは入り口に式場関係者が立っているのに、この日はお客さまが２人立礼として立っておられたので苦情が全てこの立礼の方へ。

その近くで会葬者のコートを預かり、ハンガーにかけて受け取る際の番号札を渡していると
「あのさ・・みんな受付しないで入ってくるから、入り口に矢印の看板でも立てといてくれない？」　

メガネくんが、受付前に置いてある看板を入り口の方にちょっとずらすこととなった。

しばらくすると、また立礼の方が、
「さっきも言ったけど、看板とか、紙にでもいいから早くなんとかしてくれない？」

え？　看板きてませんか？

出てみると、看板が・・　ないっ！　　メガネ・・看板どこに持っていったんだろ？

すでに式場から人があふれ、事務所の前も人！人！人！！　　窒息しそう。。

外に出てＯ－さんと看板を探したけど、見当たらない。　
メガネ～～～　看板何処に持っていったんやあーー！　　　

とりあえず、立礼の方がかなり怒ってるので、しばらく入り口の外で受付場所の案内をしていると、ようやく扉の向こうからメガネが『受付』そして上に大きく矢印の書かれた手書きの紙を持ってきた。

矢印・・　逆だぞ。　( -_-)　

∴ 誕生日

週末、娘の誕生日だったのと、息子も店に用があったので、３人で仲良くおでかけ～♪

なかなか決まらない娘にくっついて、
「安いやつな。あんま高いのは買われんよ。でも気に入ったやつにしときよ」　と
何度も何度も言いきかせながら、うしろにいた息子に
「どうする？店に人に相談してみる？」と話しかけると、知らない人の息子だった。

やっとお目当ての物が決まり、清算しようとしたら・・財布がない。

あれ？　あれれ？？？　
バッグの中をごそごそする母に、痛い視線。。。

娘「また車に置いてきたんじゃないの？」　　　　そうかも。。。（＾＾；）

駐車場まで走り、車の中を探したけど・・　　ないっ！

店に戻り、娘に持たせておいたマイバッグの中を再ごそごそしたけどやっぱり・・ないっ！

娘「ないん？じゃあ・・落としたとか？」
　　　　　　　　　　　　あっd(ﾟ∀ﾟ*)　そっか。　…ｯﾃΣ(Дﾟ;/)/…ｴｴ!?

財布ごと落とすとあっちこっちのポイントカードや昨日のレシート、一昨日のレシート、
ずっと前のレシートが・・　そんな物より現金があー！　

。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ｳﾜｰﾝ!!　　

ついさっき郵便局でおろしたばっかりなのに!!　息子の口座から、ちょっと借りて。

今度は駐車場までの道のりをじろじろ見ながら車まで戻り、車内を再捜索したら・・　
あった。

ブレーキペダルの奥にいつの間にか隠れていたお財布を持ち、店に戻ると子供よりも
ほっとした顔をしていたのは店の人。　（＾＾；）お待たせ♪

さっさと店を出て車に乗り込むと
「代わりに払おうかと思って自分の財布みたら足らんかった」と話す息子。

知らないって幸せ。　
　

∴ 反省

昨日、ないない館は、ホール・斎場・寺と、３件の式を抱えていた。

わさび　in　斎場。。。　←かそーば。　

誰もが使える斎場敷地内にある式場は、何が大変って・・　出棺するとすぐに式場に戻って来られること。

だって・・　目の前火葬場だし。

控室と祭壇が一緒になっている為、いちいち出棺での見送りに付き合っている時間はない。
部屋をすぐに片づけ、出棺時刻に合わせて持ってくる料理屋さんの料理を並べ、戻るとすぐ食事できるようにしておかなければならない。

「料理は１３個。
そのうち６個お持ち帰りなので、７個だけ並べてください」　　ないない館のあがり症、めがねくんが担当だった。

他に社員はＭ爺だけ。　ってことは・・　一人でその作業をする・・ということになる。

でも、６個だし・・　座敷のテーブルだけでいけるかな・・　と思っていた。

今から思えば、料理１３個のわりにやけに親族が多かった。親族じゃないかもしれないけど。

式中、一台の車がやってきて、喪服じゃない人が降りて来られ、親族のどなたかいませんか？と聞かれたので受付横にいた身内らしき男性に　「○○鮮魚店さんが来られてますが・・」　と伝えると、首を傾げながら式場先頭に座っている女性を呼びにいった。　　(￣ー￣； ﾋﾔﾘ

ちょっときょろきょろしながら部屋を出たその女性が、車の主から受け取ったのは、
ぎっしり詰まった美味しそうなオードブル３つ。　　

「めがねさんには伝えてますが、これも食事に並べてください」　とのこと。

そして出棺。

どばー！と物をよけ、テーブル＆座布団７枚を並べていたら料理屋さんがやってきて
「ここに運んでいい？」と言うので、　「持ち帰りもあるから、そこに置いといてください」　と
吐き捨てるように言い、そのまま作業を続けた。

ふと振り返ると、箱詰め弁当はたしかに１３個。　＆寿司桶２つ。　＆おにぎりセットの桶１つ。。。　

げっ！　こんなに食うのか?　７人で・・・。　

桶以外はなんとかテーブルに置けたけど・・　どうすんだいこの桶？

すでに親族さん達は戻ってこられ、さっきの女性が
「これ、みんなで食べるので適当に全部並べて欲しいんですけど・・」　ごもっとも。。

急遽受付台裏にあったでかいテーブルを２台持ってきて、親族さん達とあっちゃこっちゃしながら
メガネもＭ爺もやってきて、やっと食事が始まった。　
総勢２～３０名はかるく超えていたと思う。


そして隣の台所兼でかいテーブルのあった場所で、ついついメガネに・・

「あのさあ、料理で桶が来るならちゃんと教えてくれてないと困るよ。
オードブルの事も伝えといてくれたらわざわざ家の人に出ていってもらわんでもよかったし、めがねくんには言ってたんですけどって家の人も言うてたよ」　


ちょっと言いすぎた。。。