現場に行くと(連れて行ってもらったんだけど)、どうもいつもと雰囲気が違っていた宅葬。
何やら、前日の通夜式に業者が持ってくるお供え花の到着が遅れ、 開式10分前になってやっと到着。 ギリギリまで、その場にいた人達をヤキモキさせた事が原因らしい。 そんな事があると、ちょっとした事でも揉め事の対象になり、いつになく現場はピリピリする。 一緒に派遣されてたのは、宅葬経験初めてな人。 ほんの数分台所にいただけで、居心地が悪いと出たり入ったり・・・。 これから先、宅葬でご一緒することは、ないかもしれない。。。 そんな時はそんな事が重なるもので、お寺さんまでもが、 式中、司会者が使った言葉のいくつかに、自分の宗派にそぐわないものがあったと言い出す。 ちょっと気になることがあるといつも以上に粗を探してしまうのか、 この日、出棺までに2度も苦情を訴えてきた。 そんな時、なぜか近くにいてしまう・・・。 前日の花屋さんの件もあり、珍しく現場に興味のない会社の上役さん達が様子を見にきた。 早速、配置が悪いだとか、おしぼり用のクーラーボックスに入れられた保冷剤の使い方がどうだとかあれこれダメ出しされた社員の一人が早い時間からイライライラ・・・。 あっちでもぶつぶつこっちでもぶつぶつ・・ ず~っとぶつぶつ・・ (´_` i)タラー 帰り。 わさびは本社から運転手付きで送ってもらったので足がない。 最後まで残っていたスタッフと車の数・・ 男2人に女2人。 車は3台。 当然誰かが乗せてくれると思っていたら、「おまえこれ運転して帰れ」 男の社員は男同士、1台の車に一緒に乗り込み、つもる話があるもよう。。 ついでに会社が契約しているスタンドに寄って燃料補給せよとのこと。 スタンドに到着し、ええっと・・ガソリンタンクを開けるには・・ これか! ボンネットが、かすかに浮いた。 本社に到着し、持ち帰ったギンギンに冷えたお茶入りキーパーを洗おうとしていたら 社長が 「わさびさん、お茶余ってます?」 おーっと危機一髪!! はい、わずかですが。。。 「じゃあ・・7つ用意して、事務所に持ってきてください。その紙コップでかまいませんから」 事務所とは全く別室になっている場所で、7つに分けるには微妙~な量のお茶に、氷をたっぷり入れて嵩を増やした。 そこに通りかかったのは、現場からとっくに帰られていた上役さん。 「ちょ・・ ちょっとわさびさん!! 紙コップはなるべく使わないでください!一袋70円もするんですよ!」 夏・・ 早く終わらんかな。。。 PR
半額館には、事務所のパソコンでえっち画像ばかり観ていた人物がいる。
主にバスの運転を任されていたので、式中はあまりすることがなかったのかしれない。 空のダンボール箱の中にちょっとだけ入ってみたわさびをみつけると、ダダダダダーと近づいてきて、箱の外から殴る蹴るの暴行を加えた人物。 実は、蚤の心臓の持ち主であるのっぽさん。 人の手が足りないからと焼香案内を頼まれたら、「え?むりむり!」って言葉だけを残して、どこかに逃げていなくなったことがあった。 ちょっと大きな式があり、お焼香にかなりの時間がかかると思われた式では、香炉の数を増やしたため、普段ならばっちり焼香台の横に立っておしぼりを渡しているわさびたちもおしぼりどころではなくなり、式場入り口に「勝手に取ってね」の張り紙と共におしぼり入りのお盆を置いて焼香案内をすることに。 中央通路を挟み、左右に分かれた一般会葬者席の間にももうひとつの通路をつくり、通路ごとで合計4人での焼香案内。 焼香台までに長い人の列ができてもいけないし、スムーズに流れてくれないと、時間がおしてしまう。 行く人と帰る人・・ なかなか、タイミングがむずかしい。 一般会葬者席の左側を任されたのは、わさびとのっぽさん。 これが、彼の焼香案内デビューだった。 「合図してよ、合図! ちゃんとわかるように合図してよ!」 全員のお焼香が終わるまで、のっぽさんはわさびの顔しかみてないんじゃないかと思うほど、いつ見ても真っ直ぐにこっちを見ている・・ 照れるわ! そんな彼の焼香案内・・ 今では一人でこなしている姿を見る事も多くなった。 焼香の時間が近づくと、やたらとウロウロしてるけど。 先日、会葬者の中に車椅子に乗ったおじいちゃんがおられた。 おじいちゃんの席は、一般席の最前列で、お焼香は1番。 のっぽさんの案内で、隣に座られていた女性が車椅子を押して焼香台まで進み、ゆっくりゆっくりお焼香して、故人との最後のお別れをされている。 その動作はほんとにゆっくりで、車椅子を押した女性が別の香炉で焼香を済ませても、なかなか終わる気配はない。 女性は、一旦自分の席に戻っておじいちゃんのお焼香が終わるのを待ってるようだった。 次に案内された方達も、女性とおじいちゃんの間を通っておじいちゃんの横にある香炉には進みにくいのか、ちょっと列が長くなってしまった。 おじいちゃんの後姿しか見えないのっぽさんは、「じいちゃんが置き去りにされてる!」と思ったかどうかは知らないが、ささっと焼香台までやってきて、おじいちゃんの車椅子をがちっ!とつかみ、す~っと元の位置にバックさせた。 目を閉じ、合掌したままのおじいちゃんを乗せて・・・。
昨日の宅葬・・ 出棺終わり。
出棺終わり・・出棺して片付けたら終わり。 その後の食事や法要は、葬儀屋は手伝わなくてもいいということ。 おしぼりサービスはあったものの、献茶もなく、社員の数も揃っていたのでたいした出番もなく。。。 出棺して、遺族の方は斎場から1時間ちょっとで帰られるだろうとのことで ばたばたと片づけをしていた。 幕を外し、いつもなら何度か踏んでしまう画鋲を踏むこともなく・・ 順調だわ・・珍しく。 我ながら手際よく持ち帰りの物を窓際に集めて、 祭壇に置かれていた、40センチくらいの長さのろうそく立てを両手に持ち、 ちょっと高い位置にある窓から出ようと、窓の外の石段に足を・・ 右足を・・・ なんででしょうね・・ 出ないんです。。 足が・・ 何かにひっかかって。。。 そういえば、コードのからまったマイクとマイクスタンドが窓際に置いてありました。 置いたのはわさびです。 それでも体と気持ちだけは窓から出る体勢になってまして・・・ 落ちたがな・・ ろうそく両手に持ったまま窓から。。。 ちょっと前の宅葬で、部屋と部屋の2センチほどの段差につまずいてくるくるっと回転してどて~ってこけた時に一緒にいたないない館のメンバーです。 「おまえ・・ またか。。。」 汗。。。 「ろうそくぼろぼろやん」 大汗。。。。 しばらく立ち上がれませんでした・・ 恥ずかしくて。。。 右側全部痛い。。。。 出棺終わりなので、片づけが終わると社員2名を置いて先に帰ることに。 「さいと・・ 先帰るね」 「えええええーーー!!!!! こけに来たんかい!」 Σ( ;゜▽゜)ギクッ!
台風マンニィが近づいた日、ないない館では2件のお葬式に追われていた。
海の目の前にあるないない館・・ 以前台風が来た時、浸水したことがある。 式場の都合で、1日6件までの予約制になっている斎場の朝1番と最後の6番に予約していたため、2件目の方達が帰られた頃はすっかり夜。 掃除をしながら、浸水に備えて倉庫や台所、事務所の低い場所にあるものを高い位置に移動するためごそごそやっていたら ばーん! がっしゃーーん! 式場入り口の扉が突風で開き、壁に叩きつけられ、ガラスが割れた。 あ~あ。。 こちらの式場、風でガラスが割れたのも初めてではないらしく 社員が手際よく板を張ってました。 台風による警報もいつの間にか出ていて、高潮警報による避難勧告が発令されていたのを知ったのは、仕事帰りにちょっとだけ寄った海。 「早めに避難してください」って叫びながら消防車が通り過ぎていったので、慌てて帰った。 家に帰るとのんびりテレビを観ていた息子。 「今日な、避難勧告出てたとこでずっと仕事しとったわ」 「ほお・・ 避難もせんと?」 「うん! で、明日の仕事は山。 雪崩が来たら、もう会えないんだよ息子。。。」 「土砂崩れだろ!」 息子・・常に冷静です。 朝できなかった洗濯を夜のうちに済ませ、部屋干ししようと2階へ上がると、閉め忘れていた窓から雨が遠慮なく入り込みまくり、2階の一室が床上浸水しているのを発見したのは深夜のことだった。 うへえ~ 見なかったことにしたい。。。
ここのところずっと暇だったないない館。
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