とある派遣先本社の駐車場の片隅には、ドラム缶が2つある。
本社はもちろん、支店で出たゴミも毎日本社に持ち帰られ、ドラム缶で焼却されている。 ドラム缶の横には焼却された後の灰を捨てるため(?)なのか、大きな穴が掘られていて、 空き缶や、直接ゴミを放り込む人もいる。 派遣でお世話になり始めた頃、葬儀場という場所だけに、むき出しになっているこの焼却場所がなんとも不気味だった。 国道沿いなのに、夜になると真っ暗になるこの場所でドラム缶から炎が舞いあがり、細長い鉄の棒でドラム缶をつついてる社員、新たなゴミを放り込む社員、ダンボールを細かく引きちぎっているわさび・・ 走ってる車の中からふとこんな光景が見えたら、何か変な物でも燃やしてるんじゃないの?とか、火葬中?? なんて思う人もいると思う。 先日この本社で通夜式があった。 遺族の方が落ち着いた頃、そそくさとゴミを集め、ゴミの袋を振り回しながら、まだ微かに炎が残るドラム缶の元に行った時のこと・・ 暗闇の中ゴミの袋をドラム缶に放り込もうとしたら、ずぼぼぼぼぼ・・・ ↑ このあたりからです・・ 落ちたのは・・・。 偶然通りかかった社員・・ 「な~にやってんですかわさびさん!!」 落ちてるんです。。
男だらけ館で合同葬がありました。 疲れた・・・。
お通夜前日の準備から呼ばれ、専務の思いつきに振り回された3日間でした。 式場内を花で飾り、パネルを貼って、 右下2番目わさび作~ 当初、式場の外も花でいっぱいにするということで、生花の足をずらっと並べると、 やっぱり邪魔かも?らしく、足撤収。 こんなことは何度も繰り返され、 そのたびに倉庫で 出したり入れたり出したり入れたり・・ ええ加減にせえよ専務ーー!!ヽ(`Д´)ノ と思うこともしばしば・・・。 2日目の通夜。 故人と家の人が到着する直前まで、私服で設置や掃除に携わっていたわさびさん。 ホウキとちりとりで駐車場を掃いていたらどこかの派遣さんがやってきて、 「すみません、今日派遣された者ですけど、車どこに置いたらいいですか?」 こいつらぜったい、掃除のおばちゃんだと思うとるな。 わさびだって、みんなとおんなじ派遣なんだぞ! 黒服に着替えたわさびは専務から焼香案内を任されていたので、ここはちょっと派遣達に格好良い所でも見せねば! 通夜式が始まり、焼香案内をしていると・・ 足がつった。 とりあえず全員のお焼香を済ませると、ずるずると後ずさり・・ 何食わぬ顔をして物陰まで行くと座り込み、靴を脱いで「痛え~~~~~!!!」 どこかの派遣さんに足をむぎゅ~ってしてもらいました。 m(_ _)mありがとございました。 3日めの葬儀。 駐車場に設けられたテントの隅っこで、サックスとエレクトーンの生演奏。 すげ~!! こんなの初めて~♪ 音合わせの横文字っぽい音楽が流れる中で仕事をしていると、自分までちょっと高級な人間になった気がして、自然と背筋がピンッと伸びる。 開式直前、本格的な演奏が始まった。 ど演歌・・・。。。
制服の 胸のボタンを~ 下級生達に ねだら~れ~♪
先日の斎場勤務・・ふと気がつくと、制服のボタンが一個取れてました。 掃除しながら探したのですが見つからず・・ 「棺の中にでも落としたんじゃないか?」 おばあちゃんごめん。。。 なんだかわからないボタンがあったら、それはわさびの第二ボタンです。 ぷれぜんとふぉ~ゆ~。 斎場に、仏花を包む新聞紙を忘れてきたさいとに「キッチンペーパー使う?」って言っただけで 「あほかお前は!」 「センス悪くね?」 わたくしわさび・・ 未だにここまで言われる理由がわかりません。 「斎場に古新聞ないかな? ってゆーか、ここって新聞とってるんですかね?」 「さあ・・??」 聞いてみる!と斎場事務所に勢いよく駆けて行ったさいとが2~3部の古新聞を手にして帰ってきた。 「あったの?」 「うん!あったあった♪」 1998年・・ ふっる~。。
とある会社の社長が焼肉をご馳走してくれた。
車通勤の社員の一人がお酒をしこたま飲んだため、きっと一番近いだろうわさびが自宅まで送り届けることになった。 車に乗せたのはいいけどかなりの泥酔状態。 ちゃんとナビしてよ!って言ってんのに、まるででたらめ。 そのうちがーがーイビキをかきながら寝てしまい、ヨダレくってるわ家わからんわ・・ そのへんに放置して帰ってやろうかと思った。 ないない館に、たくさんの島民がやってきた。 通常、通夜・葬儀となるのが、お葬式が友引と重なるため、 通夜通夜、通夜、葬儀の3日間を式場で過ごすことになった。 以前も来られたことのある島の方たち・・とにかくよく飲む! 激しく明るい。 お通夜の日も、97歳で亡くなられたおばあちゃんに会いに、式場に入りきれないほどたくさんの方が来られた。 身内の方も大勢おられて、食事室もいっぱい。 料理もお酒もあっという間に足りなくなった。 何度も買出しに走る社員。 料理屋さんの都合で食器も足りず、お湯のみ一つ空いただけで洗い場まで走った。 そんな中、常に穏やかな笑顔で「ありがとうありがとう」を繰り返す喪主さん・・いい人だ。 島の人たちは陽気で、「あたしらに付き合うとったらあんたら帰れんで。わはははは~」 おばあちゃんが長生きしたのも、わかるような気がする。 食事も一通り片付き、親族さんの数も10人程度になり、ツマミを挟んで小さな酒盛りが始まったのは夜10時を回った頃。 次の日のこともあり、そろそろ職員は撤収かな~なんて思っていたら喪主さんが 「今日は楽しかった~。ありがとう」 これはうれしい! 次の日の朝はかなり早入りだったのに、式場に入ってみるとすでに親族さん数名が棺の前でわいわいがやがや。 すげ~元気! 親族控室のトイレを確認すると、タオルはなくなってるし、トイレットペーパーは所定の位置になくあっちゃこっちゃに転がってるし、 にんじんさん♪ しいたけさん♪ ゴボ~さんっ♪ 穴~のあいたレンコンさん♪ などなどの小さな物体がどばーっと散らばっており・・ すごいことになっていた。 かなりお酒の臭いもしていて・・ 臭い!! どうやら、喪主さんが酔っ払って夜中にトイレで大暴れしたらしい・・・。 あの穏やかな喪主さんが・・ 葬儀の日はほんの少し小さくなっていた。 怒られたんだな・・ きっと。
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