∴ 葬儀派遣なんですけど・・

私って何？

先日、しみじみとそう思いました。　男ばかりの男だらけ館の通夜式。

この日は朝から別会社の葬儀に行っていて、そこから直行したため予定より３０分遅れ。
友人と２人、誰もいない事務所兼仏具店舗に顔を出して「おはよーございまーす」と声をかけると、いつもいらいらしている専務がひょっこり仏壇の間から現れて、「ああ！来てくれた！」

早速早口で何か喋ってたけど何言ってんだかわからんので適当に返事していたら、ようやく仕切りたがりぃの専務から指示らしき言葉が出て・・

「Ｋちゃんはすぐ２階に上がって。　お茶とかコーヒーとか・・様子見て出してあげてな。
んで、わっさんは・・　」

あのな専務、ダウンタウンでも松ちゃん浜ちゃんやないかい！
２人依頼の時はいつもコンビみたいにしてくっついて入ってんのに、片方Ｋちゃんならわさびも
わさちゃん♪って呼べんか？


そんなわっさんに与えられたお仕事とは・・

「荷物運ぶの手伝って」　　

力仕事かよ！！


そういえば最近、こんな扱いが多いような気がする。　
バス磨けだとか、出棺前なのに道路わきに停めた霊柩車を拭けだとか・・
「中も拭いてくれた？」　って言われても・・　霊柩車なんか運転したことないからあっちこっち触ってたらボンネットが開きましたわい！


ようやく仏具店での作業から解放されて、式場に入ってみるとすでにたくさんの会葬者が来られていた。

受付には「会社関係」だとか「学校関係」だとか「消防署関係」だとか・・
こりゃ大変だ～と思って駐車場に出てみるとやっぱり満車状態。

数台の車が駐車スペースを探してウロウロしていたけど、社員はあれやこれやで手いっぱい。
駐車場案内をすることにした。

ここには通りを挟んだ場所に第２駐車場（８０～９０台は駐車可）がある。

薄暗い第２駐車場で、空いたスペースを見つけては次から次へとやってくる車に「こっちこっち」と手招きしながら車に負けじと走り回っていると、ギリギリセーフで祭壇に花を飾り終えたぬ～坊が照明灯のような棒を持って助っ人にきてくれたけど、
道沿いで　「こっちいっぱいです。あっちの駐車場に停めてください。わさびのあとについていってもらえば、車が停められます」　と言わんばかりに照明灯を振り回している。　

そのうち第２がいっぱいになり、第２駐車場の奥にある、照明も何もない、舗装もされていない第３駐車場（とにかく広い！）まで車で埋め尽くされそうなほどだった。

すでに足はがくがく。　はあはあ息を切らしながら道沿いに立っているぬ～坊と交代してもらおうとすると次の車が来てまたダッシュ。

「はい、あっちあっち」とぬ～坊が振る照明灯がこっちに向くたび「走れ！」と命令されているような気がしして思わずダッシュ。　犬か！

くっそーーー！！！　何度小声で叫んだか。。。


結局、車は途切れることなくやってきて、やっとぬ～坊の元まで辿り着くことができたのは通夜式も終わった頃。

「よう走ったな」　　「足痛えー」　と会話しながら式場に戻るため事務所兼仏具店の横を通りかかると、中からアイスクリームを食べながら出てきた専務。

「どしたん？」

「ダッシュしとりました」

「あはは・・　元気ななあ」　　　（￣▽￣メ　）。ｏ０○（（コロス））

∴ 注意書き

わさびはこれで　　　　↓

　

　　　　　　　　　　　　　　　




　　

　　こうなりました　　　　　　　↓



　　　　　　　　　　　　　　
　　

　
　　

　　あけ口も


　　
　　反対だったし



　　　　　　　　　　　　　　　　　










　　　　　楊枝入りの割り箸め！！

　　　　

∴ ロバのパン

先日、とある職場で話題になった『ロバのパン』

ほんのちょっと昔、わさびの幼少の頃に来ていたロバのパン屋さんは、

本物のロバが！

パンの屋台をひいて！！　やってきた。　

もちろん、パン屋のおじさんも一緒だけど。

何をして遊んでいても、ロバの首につけていた鐘の音が聞こえると、ロバの姿を見つけると、
パンを買いもしないのにどこからともなく子供達が集まって、そのあたりに生えていた草を引っこ抜いてはロバに食べさせたり、ロバに触らせてもらったりしながら、しばらく一緒にくっついて歩いていた。


それなのに、そんな話を信じようともしないとある式場社員達！


「ロバのパンって、　ロバのパン　と書かれているワゴン車ですよ」　だとか

「それって老婆のパンじゃないの？　老婆に草食べさせたら虐待じゃん」

「衛生上よくないし」

「子馬のこと？馬が走ってた時代だし」　　走っとらんわ！
　　

何を言っても信じようとしない社員達。

かな～り年上社員に聞いても　「そんなん知らんぞ」　って相手にもしてくれない。


本物の生きてるロバなんだって！　
『ロバのパン』のパン工場では友達のお母さんが働いていて、いっつもそこでパン貰ってたし、
工場の横には、ロバが繋がれとったんだって！！


「私が知ってるのは、ロバの絵が描いてあるワゴン車です」　←社長



絵じゃなくて、本物のロバなんですって！！　




誰も信じてくれません。。　　

　　　

∴ 珍しい式

夫婦のみの式場。
ここではなぜかいつもどたばたするのに、今回ほんのちょっと地元では珍しい宗教式だと聞いていたので、不安な気持ちで運転していたせいか、朝から道に迷ってしまった。
どうにか着いたけど。

いつもより３０分遅い依頼だったし、派遣も一人だったし、すでにたくさんの人が来られていたし、今回の式の流れを聞かねば・・聞いとかねば・・と思いながらも準備に追われて、何も聞くことができなかった。

駐車場に設けられた受付の方が「寒いので、ストーブ点けてもらってもいいですか？」

雨も降っていて少し肌寒かったこの日、受付横にある、戸外でよく使われる固形燃料式のストーブにはまだ火が点けられていない。

中を開けると、すでに使われた形跡のある固形燃料が入っていて、ポケットからライターを・・　あ・・忘れた。。
社長に火を点けてもらった。

すると今度は、式場の中のファンヒーターの灯油がなくなったということで遺族の方が入れ物を取り出してこられたので灯油を入れようとしたら、血圧計のような昔懐かしいぷしゅぷしゅ～ってするやつだし・・　うちでも電池式の自動だぞ！　この忙しいのに・・　と思っていたら、まだ少ししか入ってないのに灯油がなくなって・・
「奥さん！！灯油があ～～～　ない。。。」

「ええええ～～～、ないの？　上の持ってくるわ」　と事務所に駆け上がった奥さんは
「上のも空っぽー」　　式の間くらいは・・　もつかなあ。。　（＾＾；）

まもなく開式。　
司会者のナレーションが流れ出すと、式場の外の席に座られていた会葬者から、横に置かれたスピーカーから音が出てない事を指摘され、社長に報告すると、「ありゃ出んのよ。でも聞こえるでしょ」　だそうで。。。　わざわざ倉庫から引っ張り出して置いてる意味がわからん。

あれよあれよという間に式が始まり、式場の外に設置していた椅子にも座りきれないほどの人が来られ、駐車場から繋がっている外通路↓は人、人、人でうまっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　


キリスト式と神式が合わさったような式はいきなり弔電から始まるし、その次はいきなり献花だし・・　献花の準備はできてないし・・・　奥さんと社長は言い合いになるし・・・。

さっぱりわからないまま、とりあえずお絞りの用意がされていたのでお絞りをまとめて配り、回収し終わって駐車場に戻ってみると白い煙がもくもくと上がっていて・・　く・・臭い。。

受付の横で、社長が新しい固形燃料の缶の蓋を開けている。
大きな業務用ストーブから取り出された使い古しの固形燃料の入っていた缶は真っ黒になっていて、中から煙がもくもくと出てるのに、タバコをふかしながら落ち着いた様子で新しい缶と格闘を続けている社長。

な～にやってんですかあーー！！とも言えず、ただ　げほっ。。　ごほげほっ。。。　

外通路にいた若い会葬者は、ごほごほ咳込みながら笑ってるし・・
数名のおばちゃん達はハンカチで鼻と口を押さえながら通路から外に出て新鮮な空気吸ってるし・・

ようやく開いた新しい缶に火を点け、ストーブの中に入れると、今度は取り出した真っ黒の缶にその場で水をかけた社長。


駐車場と通路には煙がぼわ～っと広がり・・まっちろけ。　　
おまけにすごい臭いももわ～っと広がり・・　臭いやら目は痛いやら・・



ほんとに、珍しい式でした。



　追記。。。

固形燃料ストーブとは、だいたい、こんな感じ

　　　　　　↓

　　
　こんなおされ～じゃないけど。。

　中の炎は見えません。

　一応上に蓋もありますが、蓋の四隅から炎がかなり出る仕組み。

　どこを触っても火傷します。　いや・・燃えます。

　オール鉄板素材。


燃料は、これ　

　　　　　　↓


　　　
　
　



　　　

∴ 鈴体験

ひま～だったんですけど、なんだか急にあっちもこっちも忙しくなり・・
ここ数日ばたばたしてました。

夫婦のみの会社の葬儀を済ませ、式中突然入ってきた久しぶりの男だらけ館の通夜に入ると寺饅頭にカビが生えてたり・・　
誰もいない食事室では昼間の葬儀で使った洗い物がてんこもりだし、コンロの上のお吸い物の鍋には何時間も火が点けられっぱなしで煮えてるし・・　

半額館は葬儀代金半額～じゃなくなってるし・・

ないない館では新式場で通夜が入っていたらしく、搬送やら準備やらでちょっとずつ社員がいなくなり、いつものようにまた放置だし・・

そんなこんなで目まぐるしくあちこち回っていると、やってみたいなあ・・　と思う事は増える一方でなかなか夢は実現できず。

半額館にある大きなドライアイス専用の冷凍庫。
一度入ってみたいのですが、これは禁止されました。　そのかわりバナナが入ってます。
なのでミニトマトとたくわんを入れてやりました。　カチコチです。

仕出し弁当屋さんが持ってきた弁当の入っていたダンボールには入りましたよ。
即効でのっぽさん達から殴る蹴るの暴行を受けましたけど・・・。　　
殺す気かーーー！！(;｀O´)o


昨日、ないない館の新式場で、もう一つの『やってみたいなあ・・』を叶えることができました。

大鈴を・・　かぶって叩いてみたかった！


大鈴とは・・　↓　これ。





　　ここのはちょっと小さめなんですけど・・

　　まあ・・　　ええか。








　　こそこそと。。。









　　
　　手で支えると

　　音が響かんのです。








　　　手を離すと　動くたびに鈴がずれて

　　　顔や頭にごんごんと・・　　痛いわ！


　　　早く・・　　早く叩かねばっ！！













　　
　　

　　






　叱られました。。。